関東嫁入り日記

5年くらい前から布を買っていた韓国のお店、布の切り売りを止めてしまわれるそうです。
そのお店は、他店より豊富な色の絹を扱っていて、明紬も厚手で良いものだっただけに非常に残念…
今日までなので、朝から追加注文してしまいました。

多分私が韓国に買い物に行っても、言葉の問題などで布を購入するのは難しいんじゃないかな？
まして、質の高い絹を探すのはとてもとても…
それに、日本人女性が行方不明とかなったままだし（この前の若いのとか、その前のおばちゃんとか）。
治安の問題で1人で市場での買い物は怖いです。
かといって旦那と一緒ってのはまず無理だし。

あああ、本当に残念。
質が良いのに、安かったんですよ、そのお店。
画像の布も、そのお店で購入したモシ（苧麻）です。1反買いとかもできて便利でした。

ちなみに、お客様の作品の所に、7つほど投稿して載ってます。

福巾着

米韓FTAで、経済的に非常に心配な韓国ですが（複雑な思いです）、こういう伝統的な技法や生産物を保っている所がより心配です。
韓国でのお土産として買うポジャギはすでに中国産が殆どだとか。
大雑把なアメリカニズムに侵食されないと良いけど…

日本のからむし（モシと同じ苧麻からの布。小地谷縮、越後上布など）の原料である苧麻の産地、福島県の昭和村でも後継者不足や過疎化など問題が山積ですが、TTPが山地の農村にとどめを刺しそうで非常に非常に憤って心配してます。

山地の農村はだいたい川沿いに集落があり田圃が広がっています。確かに収益は良くないかもしれませんが、山地の保水力や川の治水に大いに関係しているのです。
利益や効率だけで物事を図るのは愚かな事としか言いようがありません。